家庭菜園で無農薬の大玉トマトを育てるのは無理?種まきから収穫まで実体験まとめ。
今年の2月。知り合いを通じて農協から大玉トマトの種をもらった。
新品種で市場にはまだほとんど出回っていないとかいう種だった。
種まきからトマトを育てるなんて難しそうでやったことはなかったけれど、私は無類のトマト好きだ。せっかく(タダで)もらったんだし、ダメ元で挑戦してみよう!
私の畑にて。ハーブは地植えするけれどトマトは管理しやすいようプランターで栽培することに。
ということで私のはじめての挑戦がはじまったのだけど、これがまあ楽しい。
種から植物を育て、収穫し、食べるまでを計画するなんて。その過程の1つ1つが楽しい。
世の中の物価高だとか、どこか遠い異国の自然災害などに振り回されずに、ただ自分が食べるものを育てるというのは豊かなことだなとワクワクした。
3月下旬。ほかの野菜と一緒に種をまき、温度管理や遅霜に注意を払いながら春を過ごした。
そこからすくすく順調に育っていたのに、GWあたりから葉っぱに異変が。虫が這ったような跡がいくつもあって、苗がどことなくぐったりしている。調べた限りではアザミウマのせいらしい。
農薬は使いたくない。たかが家庭菜園の小さなプランター。それでも私が心から愛する自然や生き物たちに悪い影響を与えることは避けたい。
そこで一か八か、土の上にアルミホイルを置いてみた。カモミールを育てていたころ、こうやってアブラムシを防ぐことに成功したことがあったのでアザミウマも同じかな?と思って。
なんとこれであっさりと成功した。アザミウマの被害は一切なくなり、そこからトマトはぐんぐん大きくなった。おそるべし、アルミホイル。
そこからは毎朝6時に起きて出勤前にトマトを見守る日々。化成肥料をあげたのは1度だけ、あとはぼかし肥料や牛のおしっこからアップサイクルで作られた液肥を2週に1度くらいあげた。
青い実がなっているのを見つけたときの喜びと言ったら!
大玉トマトの栽培は難しいとよく見聞きしてきた。とくに種まきからなんて無理、素人は苗を買ってきましょう、なんて文面はネットでもたくさん見た。
それだけに【大玉トマトは難しい】という先入観が強かったし、毎日ヒヤヒヤしながら生育を見守ってきたので、早朝なので声は出さなかったけれど、わぁ~って叫びたかった!
そして今日、はじめて大玉トマトの収穫をした。楕円形でちょっといびつ。オレンジがかった赤い色。そういう色・形の品種なのか、生育に問題があってそうなったのかは謎。なにせ新品種なうえに品種名を忘れてしまうという痛恨のミスです。
それでもうれしい、自分で種まきした愛しいトマト。
が、残念なことに尻腐れしてしまった。まだ青いうちに異変を見つけて、カルシウム不足だろうと思って消石灰をまいてみたのだけれど。。ほかのトマトは尻腐れを起こしていないので、2個目以降の収穫を期待しよう。
変色したところは大きく切り落として、残りの部分を食べてみた。これがまあ甘い。。。!!はじめてにしては上出来、夢中で食べた。
だけどちょっと皮が固いかな、甘いトマトにしたくて水やりを控えすぎたかも。
周りに大玉トマトの栽培をしている人がいないので、こんな感じで自己流でなんとか育てて楽しんでいる。だけど水やりの頻度や尻腐れを防ぐコツなど、あ~誰か教えて~!というのが本音のところ。トマト栽培の先輩がいらっしゃいましたらどうぞ色々と教えてください。